病院にいって「点滴」や「注射」と聞くと、なんとなく不安になってしまいます。
体に針を刺されるのは実に痛く、不安や恐怖が付きまといます。
しかし、実は患者さんに針を刺す看護師たちも不安でいっぱいなのです。
先日娘が大学病院で点滴を行いました。
娘はどっしり構えていたのですが、そのときの看護師が言っていました。
「射してくれってどっしり構えられてると看護師としても注射しやすいんだけど、怖いっておどおどされるとこっちも不安になるのよ」と。
どうやら、どんなにベテランの看護師であっても、患者さんに針を刺すときには緊張するのだそうです。
また、患者さんの針に対する恐怖心もさることながら、看護師が点滴や注射で不安になるのは、患者さんの血管に針がしっかりと刺さるかどうかとても不安になるようです。
点滴をしようとして針を刺し、血管に刺さったようなのにもれていたということもあります。人によって血管の太さや位置などが微妙に違うため、なかなかマニュアル通りには行かないというのが不安の原因のようです。
看護師も不安に思っていると聞けばますます点滴や注射が怖くなりそうな気がしますが、打たれる患者さんがどっしり構えてくれることで、看護師も安心して針を刺すことができるようです。
点滴や注射を受けるときはなるべく不安がらず、心を落ち着けて臨んでみましょう。
看護師も心が落ち着いてゆったりした気持ちで針を刺すことができれば、痛く感じないはずです。
看護師の求人に「経験者優遇」と記載している病院がありますが、そのようなところでは点滴や注射が得意な看護師は重宝されます。