必要になる経験

入社してすぐに「仕事が合わない」「人間関係がうまくいかず先輩や周りの同僚と馴染めない」などの精神的につらい出来事があると、転職を考えてしまうのはどんな仕事でもあることだと思います。そこで、できる限り我慢してスキルを積み上げ社会人として同じ会社に何年間か在籍していた、という事実が転職の際には有利に働きます。どうしても無理な場合は仕方がないかもしれませんが、特に人間関係に悩み短期間のうちに仕事を退職してしまうことは、転職の際には必ず不利な要因となります。もちろん、面接の際に人間関係がうまくいかずに退職してしまったと、真実を話す必要はありません。不利になることですから嘘になりますが、別の理由を述べることも転職するうえでは必要なことです。しかし、そういった短期間のうちに辞めてしまった会社が何件かあると、履歴書を見たうえで仕事が続かない人だと判断されてしまっても仕方のないことなのです。看護の仕事では、新卒の新人看護師さんが入社後三か月から一年間の短期間の間に退職してしまう人が多いのだそうです。仕事が合わない、人間関係、研修制度が整っていない、などなど様々な理由が後押しするようです。しかしながら、看護師さんも、できるだけ何年間か、ある程度仕事を覚えて一人で一通りこなせるようになるまでは同じ病院でスキルを積み上げ、たくさんのことを経験した方が、転職するにしても後々、有利に働くのだそうです。その後の選択肢も格段に増えて、我慢したおかげで、自分の求めていた職場にたどり着ける確率もぐんと上がるのだとか。資格を持たない私のようなものが、事務の仕事を始めたものの、仕事が合わずに辞めることは簡単なことです。次は別の仕事ができます。しかし、看護師さんなどの資格を持った方たちは、一生の仕事として学校に行き資格を取得したのですから、居心地の良い働きやすい環境で働くためにも、ある程度の我慢が必要となるのかもしれません。